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 総務省は5月13日,IP電話に「050-xxxx-xxxx」という11桁の番号を割り当てる「電気通信番号規則」の改正案を公開した。「050」に続く4桁の数字は,事業者を識別するコードとして用いる。改正案に対するパブリック・コメントを反映した後,6月に総務省の情報通信審議会にはかる。実際の割り当ては,早ければ9月中にも始まる。

 ただし,すべてのIP電話サービスが「050」で始まる番号体系になるとは限らない。加入電話並みの通話品質であると評価されれば,加入電話と同じ番号体系を事業者が選択できるようにする。

 これまで,IP電話が加入電話から着信するには,専用アダプタを使うなど特別な措置を取らなければ難しかった。規則改正により,NTT東西の交換機などがIP電話の電話番号を認識できるようになるため,IP電話も加入電話から着信できるようになる。

 同時に公表された「事業用電気通信設備規則の細目を定める件」の一部改正案では,IP電話の番号割り当てを受けるために,通話品質の基準を設けることも明記された。評価には,ITU-T(国際電気通信連合電気通信標準化部門)勧告のG.107で定めた「R値」という伝送品質評価の指標を使う。評価の結果R値が,電話としての最低限の通話品質と言われる“50”を超えないと,電話番号の割り当てを受けられない。

(閑歳 孝子=日経コミュニケーション)