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 接続料無料のインターネット接続事業者(プロバイダ)大手のライブドアは5月29日,新サービスの追加と既存サービスの変更を発表した。

 新サービスは,全ユーザー共通のID,パスワードで接続するダイヤルアップ・サービス「OneID」。すでに5月23日から提供を始めている。ユーザーは,IDに「one@one」,パスワードに「one」を入力することで,入会手続なしでインターネット接続サービスを利用できる。

 同サービスの特徴は,インターネットへの接続機能だけを提供し,メール・アカウントやWebページ用のディスク・スペースなどの付加機能は提供しないこと。「他のプロバイダとも別に契約し,すでにメール・アカウントなどを持っているユーザーのためのサービス」(前刀禎明社長)という位置づけである。

 例えば,他のプロバイダの従量制サービスを契約しているユーザーが,OneIDサービスを使ってインターネットに接続すれば,利用時間にかかわらず無料で,別契約したプロバイダのアカウントの電子メールを読み書きできるなどのメリットがある。利用可能地域は関東,東海,近畿の20都府県。発信者番号の通知が可能な回線からのみ接続を受け付ける。

 6月20日からは,これまでのダイヤルアップ・サービス「無料ベーシックサービス」,およびNTT東西地域会社のフレッツ・ADSLなどを利用できる有料サービス「プレミアムサービス」の仕様を変更する。具体的には,これまでライブドアに接続するために必要だった専用ソフトウエアを使わなくても利用可能にする。

 専用ソフトウエアが必要なくなることの利点の一つは,対象端末の幅が広がること。これまで専用ソフトウエアは,マイクロソフトのWindowsOS用にしか提供されていなかった。この制約がなくなることで,MacOS搭載パソコンや携帯情報端末(PDA)などからも無料インターネット接続サービスが利用できるようになる。また,これまでライブドアへの入会手続きはこの専用ソフトをインストールしなければできなかったが,今後は,ライブドアのWebページ上でできるようになる。

(滝沢 泰盛=日経コミュニケーション)