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 ADSL(asymmetric digital subscriber line)事業者のアッカ・ネットワークスは6月14日,7月中旬に最大10Mビット/秒のADSLサービスを開始すると発表した。さらに秋には,最大速度を12Mビット/秒のサービスや,NTT局から遠いユーザーも利用できる新サービスを追加する。

 7月中旬に開始する最大10Mビット/秒のサービスは,8メガADSLユーザーのうち,現在最高速で接続できるユーザーを対象にする。アッカがユーザーにレンタルしている富士通製ADSLモデムのファームウエアをバージョンアップすることで,最大速度を8Mビット/秒から10Mビット/秒に向上できる。「アッカには40万以上の8メガADSLユーザーがいるが,このうち約17%が8Mビット/秒でつながっている。この17%のユーザーは10Mビット/秒近くまで向上できる可能性が高い」(アッカの鴨下隆一取締役営業・マーケティング本部長)。ファームウエアは,アッカのWebサイトからユーザー自身がダウンロードする。

 7月中旬に配布するファームウエアでは,8メガADSL標準の「G.992.1」のオプションで,フレーム容量を2倍にする技術を利用できるようにする。この技術を「S=1/2」と呼ぶ。

 さらに秋には,最大速度を12Mビット/秒に引き上げたり,NTT局から7km程度の遠いユーザーでも利用できる新サービスを開始する。このサービスには,半導体メーカーの米グローブスパンビラータが開発した「C.X」を利用。「ADSLモデムのハードウエアを変更する必要があり,既存の8メガADSLサービスとは別サービスとする方針」(鴨下取締役)。今後,インターネット接続事業者(プロバイダ)と協議して,料金などのサービス内容を決める。