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 セイコーインスツルメンツ(SII)は6月24日,広域イーサネット・サービスを提供する通信事業者向けのLANスイッチ「NS-6100シリーズ」を発表した。特徴は,(1)収容するアクセス回線のインタフェースとして,LANインタフェースだけでなくATM(非同期転送モード)インタフェースにも対応したこと,(2)専用プロセッサを使った高度な帯域管理機能を持つこと--の2点。発売開始は7月1日で,出荷開始は9月末。価格は300万円から。

 NS-6100シリーズは,10BASE-T/100BASE-TX自動認識に対応した30のLANインタフェース・ポートとは別に,インタフェース・ボードを追加できる二つの拡張スロットを備える。ATM専用線やNTT東西地域会社が提供するATM網サービス「メガデータネッツ」などとつなぐ場合は,伝送速度155Mビット/秒のATMインタフェースを2ポート備えた専用ボード「NS-605」を拡張スロットに差し込む。NS-605は,ATMセルとイーサネットのMAC(媒体アクセス制御)フレームを相互に変換するブリッジ機能を持つ。

 従来のLANスイッチはATMインタフェースを持たない製品が多く,いったんATM交換機でLANインタフェースに変換してからLANスイッチにつなぐ必要があった。NS-605を搭載したNS-6100シリーズは,ATM交換機とLANスイッチを一体化した製品と言える。LANケーブル配線の手間を省きながら,ATMが持つ帯域/優先制御機能などと連携した新しいサービスを実現したり,バックボーン回線の伝送効率を高めることできるという。

 さらにLANスイッチの機能としては,最小保証帯域幅と最大送出帯域幅を設定できる帯域制御機能を持つことが特徴。帯域制御のパラメータは,送受信MACアドレス,送受信IPアドレス,IEEE802.1p準拠の優先制御情報などを利用でき,最大2000個まで設定できる。VLANグループは,1台当たり最大500グループまで設定が可能。