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 三洋電機は7月4日,IEEE802.11b方式無線LAN対応のディジタル・カメラを開発したと発表した。千葉・幕張メッセで5日まで開催中の「NetWorld+Interop 2002 Tokyo」会場でデモを実施している(写真)。このカメラで撮影した静止画/動画を,無線LANアクセス・サービスの基地局を経由してIPネットワーク上のサーバーに自動転送できる。

 デモ用カメラにはコンパクト・フラッシュの無線LANカードを挿入。加えて,モバイル・インターネット・サービス(MIS)の無線LANアクセス・サービス「Genuine」に対応した認証・暗号化機能や基地局間ハンドオーバー機能を実装している。無線データ伝送速度はカメラの処理能力の制約上,現時点では1Mビット/秒程度という。

 撮影画像をパソコンなどに取り出す手間がかかる現在のディジタル・カメラと異なり,無線LAN対応カメラであれば,撮影した場所から即座に個人のWebページへ画像を掲載したり,インターネットのオンライン現像サービスに発注するなどの使い方が可能になる。また三洋電機は,工事現場などで進捗状況を報告するなどの業務用途も見込んでいる。ただし製品化時期は未定で,今後の市場動向をふまえて検討していく。
(高槻 芳=日経コミュニケーション)