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 NTT東日本は,無線LANアクセス・サービス事業を手がける子会社「NTT-BP」(仮称)を7月中に設立する。NTT-BPは京浜急行電鉄および京王電鉄とともに,8月から試験サービスを開始し,秋以降に商用化する計画。両社の主要駅に無線LAN基地局を設置し,無線LANカードを装着したノート・パソコンやPDA(携帯情報端末)でインターネット接続できるようにする。

 NTT東日本は,定額インターネット接続サービス「フレッツ」シリーズのユーザーを対象に,無線LANアクセス・サービス「Mフレッツ」を試験提供している。同サービスでは2.4GHz帯無線LAN規格の「IEEE802.11b」を導入しており,将来的に5.2GHz帯無線LAN方式「IEEE802.11a」にも対応する。これに対してNTT-BPのサービスでは,IEEE802.11bとともに5.2GHz帯の無線LAN方式として「HiSWANa」を導入する。

 HiSWANaのデータ伝送速度は最大36Mビット/秒。ユーザーの契約内容や利用しているアプリケーション,端末の種類などに応じて最適な帯域を割り当てるQoS(quality of service)など,さまざまな管理機能を備える。NTT東日本は,2001年3月から8月まで実施した実験サービス「Biportable」で利用していた。

 NTT-BPの商用サービス開始に合わせて,松下通信工業と共同開発したHiSWANa対応のアクセス・ポイント(AP)と無線LANカードも販売。Biportableの実験用カードは消費電力が大きくカード本体にバッテリを備えていたが,新型の無線LANカードは2.4GHz帯の無線LANカード並みに小型化した。価格はIEEE802.11a対応製品と同程度で,APが約5万円,無線LANカードが約2万円になる見通し。