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 パワードコムと日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は7月10日,企業の重要データをデータ・センター(iDC)にバックアップする「Powered iDC ストレージサービス」を開始した。

 同サービスでは,パワードコムが運用するデータ・センターに,日本HPのストレージ装置を設置し,ディスク容量単位でユーザーに貸し出す。災害や機器障害などが発生した場合のバックアップ・システムの構築も手掛ける。ストレージ装置には,日本HPの「hp sure store ディスクアレイxpシリーズ」を使用する。

 提供するサービスは,(1)リモートバックアップサービス,(2)iDC内ストレージサービス--の2種類。(1)は,ユーザーの自社システム内で保持するデータを広域イーサネットなどの高速回線経由でデータ・センター内にバックアップ。障害発生時のデータの復旧体制まで構築する。(2)は,パワードコムのデータ・センター内にサーバーを設置するユーザーに,ディスクを貸し出す。

 利用するディスク容量は最小100Gバイトから。50Gバイト単位で追加できる。データ・センター内のストレージ装置は24時間体制で監視し,テープ交換などの運用も代行する。料金はユーザーごとの見積もる。ただし,リモートバックアップサービスの月額料金は450万円からである。

(滝沢 泰盛=日経コミュニケーション)