シスコシステムズなど6社は7月16日,企業向けの業務向上ソリューションで協業すると発表した。システム・インテグレータの伊藤忠テクノサイエンス,新日鉄ソリューションズ,TIS,電通国際情報サービスの4社と,コンサルティング会社のキャップジェミニ・アーンスト&ヤングが参加し,「インターネット・ビジネス・ソリューション・イニシアティブ」(IBS)と呼ぶパートナ契約のもとで各社が協力する。
IBSで6社は,米シスコ・システムズが社内で導入しているWebベースの業務システムを基にしたノウハウを提供する。システム導入に加え,既存の業務遂行プロセスを分析し,最適な技術の提案も実施する。
米シスコでは,受発注処理や社員教育などの各業務に導入したWebベースのシステムを活用することで2001年に約17億ドル(約2000億円)相当のコスト削減を実現したとしている。すでに米国,欧州では同事業を展開しており,約200社以上の導入実績があるという。国内ではまず,シスコシステムズがコンサルティングを開始し,その後パートナ企業がシステム導入を受け持つ。年内に5社程度の導入を目指す。