同サービスは,専用カメラで撮影した映像を,ADSL(asymmetric digital subscriber line)や光ファイバなどのブロードバンド回線とインターネット上の中継サーバーを経由して,FOMA端末にライブ配信する。パッケージに含まれるインターネット接続サービスは,固定のグローバルIPアドレスを使うタイプである。また,中継サーバーは,NTTドコモが5月に始めた専用線利用のFOMA向けライブ映像配信サービス「Vライブ」の設備を利用する。
サービス提供形態は,(1)専用カメラから中継サーバーまでの完全パッケージ,(2)カメラをユーザーが用意し,エンコード・ソフトを搭載した専用パソコンから中継サーバーまでをNTT-MEが用意するサービス,(3)配信対象となるFOMA端末が100台を超える場合に,中継サーバーとパソコン向けエンコード・ソフトだけを提供するサービス--の3タイプ。
料金は,(1)~(3)のタイプおよび映像を配信するFOMA端末の数によって変化する。FOMAが2台の場合は,(1)の完全パッケージ型で初期費用9万4300円,月額1万3950円,およびFOMAの電話代1分間52円。専用線を使うNTTドコモのVライブの約10分の1の料金である。同じケースで(2)の場合,初期費用は38万6300円,月額1万4650円,(3)でFOMA端末101台に配信するケースでは初期費用1万8000円,月額11万3200円。