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 NTTコミュニケーションズ(NTTコム)は7月23日,NTT東西地域会社が提供するセル・リレー・サービス「メガデータネッツ」を,企業向けインターネット接続サービス「ビジネスOCN」のアクセス回線として利用できるようにした。インターネット接続サービスでメガデータネッツに対応したのはNTTPCコミュニケーションズに続いて2番目。サービス名は「ビジネスOCN メガデータネッツアクセス」。7月24日に受付を開始し,7月30日から提供する。

 品目は,最大0.5M~10Mビット/秒の11品目を用意した。保証速度は最大伝送速度の50%。ただし,最大0.5Mビット/秒の品目だけ,保証速度は0.3Mビット/秒になる。メガデータネッツの通信料金を合わせた月額接続料は,最大0.5Mビット/秒(保証0.3Mビット/秒)で6万2700円から。このほか,メガデータネッツの宅内機器利用料が必要になる。

 メガデータネッツには,特定の2拠点間だけで通信する「PVCメニュー」(permanent vertual channel)と,あらかじめ登録した複数拠点間で通信する「CUGメニュー」(closed user group)の二つの通信形態がある。今回のメガデータネッツアクセスは,PVCメニューだけが対象。このため,複数の拠点がメガデータネッツアクセスで同時にインターネットにアクセスしたければ,拠点の数だけサービスを契約することになる。

 メガデータネッツは,東西NTTが2000年10月に開始した中小企業向け通信サービス。ATM技術を使っているため,1本のアクセス回線に複数の論理的な通信路を設定できることが特徴。2002年5月末時点の契約回線数は,東西NTT合わせて約9000回線の見込み。月額通信料は,距離に依存しない県内一律の体系となっている。このため,アクセス・ポイントから離れた拠点でも,比較的低料金に利用できるメリットがある。