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 三菱電機,ドリーム・トレイン・インターネット(DTI),東京通信ネットワーク(TTNet)の3社は7月25日,インターネット接続(プロバイダ)事業で資本,業務提携することを発表した。三菱電機は7月31日に,DTI株の30%に当たる2265株を一株35万円でTTNetに譲渡する。これにより三菱電機は筆頭株主にとどまるが,株式保有率は36%になり,TTNetが第2株主となる。三菱電機インフォメーションシステム事業推進本部の松田章本部長は「あくまで資本提携であり,合併はない」と断言した。

 提携の狙いは,TTNetのネットワーク・インフラ,三菱電機の暗号などのセキュリティ技術,DTIのカスタマー・サポートのノウハウなどを相互補完することだ。具体的には,ブロードバンド・コンテンツ,課金システムなどの企画・運営,顧客サポート,ネットワーク・インフラの利用などを共同で行うことにより経営を効率化する。

 DTIの会員は30万人,TTNetは20万人。合わせて50万人にすることによって,流れの激しいプロバイダ業界で遅れを取りたくないという思惑もある。しかし,NECが中心となって結成したプロバイダの合従連衡「メガコンソーシアム」の1000万人超に比べてかなり小規模。TTNetの白石智社長は「50万会員はあくまでスタート。提携することでサービスを充実し会員数を増やしていく」という。また,TTNetは来春,パワードコムと経営統合することが決まっている。先日発表されたパワードコムとIIJの連携との関係については「あちらはまだ白紙の状態。まずはDTIと提携することでグループとしての体力増強を図る」と明言を避けた。

(山根 小雪=日経コミュニケーション)