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 通信事業者の平成電電は7月30日,年額1万5000円のADSL(asymmetric digital subscriber line)サービス「電光石火」の申し込み受付を8月1日に開始すると発表した。月額利用料に換算すると1250円に相当し,平成電電が運営する無料インターネット接続サービスの「FREECOM」と組み合わせれば,現在最も安い「Yahoo! BB」の月額2280円を下回る。サービス開始は9月を予定している。

 インターネット接続や電子メールなどのサービスを使うためには,別途,電光石火に対応したプロバイダとの契約が必要になる。サービス開始当初に対応するプロバイダはFREECOMだけ。他のプロバイダについては,「現在10社程度と話を進めているところ」と平成電電の佐藤賢治社長は話す。

 利用料金には,インターネット接続料に相当する「IP接続料」を含まない。IP接続料は,対応するプロバイダ各社が独自に設定する。このほか,初期費用として3000円,ADSLモデムのレンタル料として月額700円かかる。料金は年額一括払いのみで,1年以内にサービスの利用を中止した場合でも,残りの期間に相当する残額は払い戻されない。

 ADSLは,まず下りの伝送速度が最大10Mビット/秒(上りは最大1Mビット/秒)のサービスを提供する。その後,11月には下りを最大12Mビット/秒(上りは最大1Mビット/秒)にアップさせる計画。また10月には,当初は約5kmの最大伝送距離を約7kmに延長できるサービスを用意する。いずれのサービスも,ファームウエアをバージョンアップすれば,同じADSLモデムで利用できる。

 平成電電は,接続先の電話会社を選択できるサービス「マイライン」の開始を機に,電話サービスに参入した第1種通信事業者。市内3分7.5円で通話できる電話サービスを,2001年12月に開始した。契約回線数は7月29日時点で13万回線。現在も月間4万回線ほどのペースで伸びている。6月の月間売上金高は6億7000万円で,初めて単月黒字を達成した模様だ。

(加藤 慶信=日経コミュニケーション)