KDDIは,同社が提供する「KDDI IP-VPNサービス」に新メニューを追加した。NTT東西地域会社のFTTH(fiber to the home)サービス「Bフレッツ」をアクセス回線に使う「Bフレッツ コース」で「Bフレッツ ニューファミリータイプ」を使えるようにした。IP-VPNサービスで,通信速度が最大100Mビット/秒のニューファミリータイプに対応したのはKDDIが初めて。
サービスを利用するためには,KDDIのインターネット接続サービスの「イーサエコノミー(ニューファミリー/32)」とBフレッツの契約が別途必要。インターネット接続料,Bフレッツ利用料を合わせた月額料金は2万2900円(回線終端装置と屋内配線を東西NTTから借りる場合)。
ユーザーの拠点からIP-VPNのアクセス・ポイントまでの地域IP網およびインターネット区間は,セキュリティ・プロトコルのIPsec(IP security protocol)を使って暗号化する。このため,ユーザー宅にはIPsec対応ルーターが必要。ルーターは月額6000円からレンタルする。
また,東西NTTの「フレッツ・ADSL」をアクセス回線に使う「フレッツ・ADSLコース」に,最大通信速度12Mビット/秒の「フレッツ・ADSL モア」メニューを追加した。Bフレッツ コースと同様,IPsec接続を利用する。インターネット接続の「Business-DSLエコノミー(/32)」の契約が別途必要になる。