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 NTTコミュニケーションズは12月5日,IP-VPNサービス「Arcstar IP-VPN」を大幅に機能強化する。IPマルチキャスト機能,OSPF(open shortest path first)機能,IPv6通信機能,IPSec接続機能(専有タイプ)の4種類を追加する。

 IPマルチキャスト機能は,ユーザーが送出したデータを複数の拠点向けに一斉に同報する機能。従来,衛星サービスなどを使って実現していた全社放送や各営業店舗などへのコンテンツの一斉配信が,IP-VPNで実現できる。月額料金は,1マルチキャストグループごとに800円。

 OSPF機能は,アクセス回線部分で動的ルーティング・プロトコル「OSPF」に対応する機能。障害時に,バックアップ経路に自動的に切り替えられる。これまで,Arcstar IP-VPNが対応していた動的ルーティング・プロトコルはBGP(border gateway protocol)-4だけだった。また,OSPFを使って2本のアクセス線にトラフィックを負荷分散する機能も提供する。月額料金は,1回線ごとに2000円。

 IPv6通信機能は,ユーザーがIPv6対応のパケットを送受信できるメニュー。従来型のIPv4とも同時に利用できるようにした。

 IPSec接続機能(専有タイプ)は,IPsecを使い,NTT地域会社のフレッツ・シリーズ経由でArcstar IP-VPNにアクセスする際の新メニュー。これまでフレッツ経由でアクセスする場合,IPsecのゲートウエイを複数のユーザーで共有していた。新メニューではゲートウエイをユーザーごとに設置するため,Bフレッツの100M品目(ニューファミリー/ファミリー100M,ビジネス)への対応が可能になった。従来のゲートウエイ共用型メニューでは,1ユーザーの大量のトラフィックが他のゲートウエイ・ユーザーに悪影響を及ぼす恐れがあることから,100Mビット/秒品目には対応できなかった。料金は月額45万円から。