家電量販店大手のコジマは,全国249の店舗全てにテレビ会議システムを導入した。稼働は1月2日。現在は,徐々にコンテンツを拡充している段階。テレビ会議システムは,システム・インテグレータであるIBEの「Globiz 21」を使用。専用装置ではなく,パソコンを結んで会議する形をとる。「全国最大級のビデオ会議ネットワークに耐えうる性能を重視してシステムを決定した」(コジマ)という。
コジマは,ビデオ会議を,本社幹部から全店長への指示や,販売方法の説明,店長会議などに使う。これまで移動にかかっていた費用と時間を節約すると同時に,的確な情報伝達や顧客サービスの充実に役立てる。
ネットワークは,自社で提供している「コジマネットADSLサービス」を利用。全店舗に引き込んだ上,インターネットVPNで接続した。マルチキャストは使わないが,センターで中継することで,全拠点への一斉同報や,地方単位の同報も可能にしている。