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 フュージョン・コミュニケーションズは6月26日,直収電話のアクセス回線に広域イーサネット・サービスを用いる「直収IP固定電話サービス」を発表した。7月2日からサービスを開始する。「基本プラン」と「着信専用プラン」の2種類がある。

 直収電話とは,NTT東西地域会社以外の通信事業者が,回線を直接ユーザー宅に引き込んで提供する電話サービスのこと。従来のISDNによる直収電話は,距離に依存した通話料金だった。新サービスの主な特徴は,(1)アクセス回線にIP網を利用する,(2)番号ポータビリティで従来からの電話番号を使える――という2点。

「基本プラン」は,コール・センターや大規模オフィス向け。番号を変えずに,距離に依存しない通話料金で電話できる特徴を生かした。IP電話に対応しイーサネットへの接続が可能なIP-PBXが必要だが,電話機は入れかえなくともよい。加入電話の番号で発信/着信する。

 最大同時接続数に応じて基本使用料がかかる。最大同時接続数が50の場合の月額は5000円,100の場合は1万円と,基本的に同時接続数1に対して100円の加算となる。通話料金は,国内の固定電話あてならば,IP電話,加入電話ともに全国一律3分8円。さらに,加入電話の番号1つにつき月100円必要になる。

 一方「着信専用プラン」は,IP電話サービス「FUSION IP-Phone」やIPセントレックス・サービス「FUSION IP-Centrex」との併用が前提。フュージョン・コミュニケーションズの指定するIP電話機が必要となる。IP電話の番号で発信するが,番号ポータビリティにより加入電話の番号で着信できる。加入電話番号1つにつき月200円が必要となる。

 アクセス回線は,フュージョン・コミュニケーションズのデータセンター向けイーサネット専用線,ケーブル・アンド・ワイヤレスIDCの「CAN高速イーサネットサービス」に対応している。今後,アクセス回線のメニューを拡充していく計画だ。

(白井 良=日経コミュニケーション)