NTT-MEは7月28日,PBX(構内交換機)のアウトソーシング・サービスである「XePhionコールIPセントレックス」に,共用型のメニューを追加すると発表した。従来は,IP-PBXをユーザーごとにハウジングする形態の専用型のメニューを提供してきた。割安なメニューも用意し,中小規模から大規模まで,幅広いユーザー層を狙う。
同時に,IP電話機やVPN(仮想閉域網)ルーター工事費などをセットにした「XePhionコールIPセントレックス おためしパック」も限定販売し,IPセントレックス・サービスの需要拡大を見込む。
新たに投入する共有型サービスの月額費用は,1番号目が1000円で,2番号目以降は600円かかる。利用できるIP電話端末は,SIP(session initiation protocol)対応の三洋マルチメディア鳥取の製品。PBX機能は,保留や転送などの基本機能を23個用意している。
おためしパックは,(1)三洋マルチメディア鳥取の端末を5台,(2)プラネックスコミュニケーションズのスイッチング・ハブ「FMX-24P」,(3)ヤマハのブロードバンド・ルーター「RTX1000」,(4)初期費用工事費--をパッケージ化し,29万8000円で提供する。別途,月額利用料や回線費用が必要。8月1日~31日まで,専用のWebから100セットを限定販売し,9月中旬から提供を開始する。