PR

 CATV統括会社(MSO)のジュピターテレコム(J-COM)は7月29日,下り(局からユーザー宅方向)最大30Mビット/秒,上り最大2Mビット/秒のサービス「J-COM Netプレミア」を9月1日から順次開始すると発表した。J-COMは,6月末時点で約57万のユーザーがいる国内最大手のCATVインターネット事業者。下り24メガや26メガのADSL(asymmetric digital subscriber line)サービスが相次いで始まるなか,CATVインターネットでも下り30メガが標準的なサービスになってきた。

 J-COM Netプレミアは,インターネット接続料金やケーブルモデムのレンタル料など込みで月額5500円。9月1日に「J-COM Broadband 東京」局でサービスを開始後,2004年1月までに全国のJ-COM Broadband局に広げる。一方,下り8メガ,上り2メガの既存のサービス「J-COM Net」は,新サービスを開始した局から料金を月額4980円に値下げする。

 下り30メガのCATVインターネットはすでに50社ほどのCATV局が開始済み。J-COMは出遅れ組だ。ただし,J-COMが新サービスに使うケーブルモデムは,国内ではまだ10社ほどしか導入例がないケーブルモデムの新規格「DOCSIS2.0」(data-over-cable service interface specifications)に準拠する。モデムの能力としては,上りも最大30Mビット/秒にできるのが特徴。J-COMは,下りを高速化すると同時に,近い将来の上りの高速化への準備も済ませる戦略である。

(野沢 哲生=日経コミュニケーション)