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 島根銀行が店舗外のATM(現金自動預払機)のインフラをNTT西日本の「フレッツ・ISDN」で再構築していることが明らかとなった。ネットワークの構築を担当した日本IBMによると「ATM機のインフラにフレッツ・ISDNを採用するのは金融業界では初めて」。島根銀行は「当初はフレッツ・ISDNを使うことに対する心理的な不安があったが,セキュリティ面の説明を受けて大丈夫だと判断した」としている。

 島根銀行は島根県内に25カ所,鳥取県内に2カ所の店舗外ATMを設置しているが,11月までにこれらのすべてを9600ビット/秒のアナログ専用線から64kビット/秒のフレッツ・ISDNへ置き換える。当初は鳥取県の2カ所のATMはNTTコミュニケーションズが提供するディジタル専用線サービス「ディジタルリーチ64」を使う予定であったが,6月にフレッツ・ISDNが県間をまたがって利用できるようになったため,計画を変更。フレッツ・ISDNを採用することにした。なお,セキュリティ面からインターネットには接続していない。

 店舗外ATMから島根県松江市にある島根銀行本店までの通信データは,IPsecを使って暗号化する。ATMを収容するルーターにはシスコ・システムズの「Cisco 1721」を採用した。

 日本IBMは「フレッツ・ISDNは通信の品質も安定している。今後,もっと多くのATMを持つ銀行のネットワークにも採用できるだろう」としている。