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 NTT東日本は9月16日,フレッツ・ADSLでIPv6のIPアドレスを試験的に配布すると発表した。期間は9月17日から12月末頃で,参加費用は無料。東京23区,三鷹市,武蔵野市,調布市,狛江市のフレッツ・ADSLのユーザーが対象。17日から3000人をめどにモニターを募集する。

 FTTH(fiber to the home)のBフレッツでは,すでに同様のIPv6実験を2002年12月18日から実施しているが,ユーザー数が少なかった。そこで,フレッツ・ADSLのユーザーも取り込むことで,アプリケーションの利用ユーザーを増やす目的がある。

 IPv6のアドレスは,ユーザーがネットワークにパソコンを接続しするだけで自動的に割り当てられる。具体的にはIPv6のアドレス空間128ビットのうち,前半の64ビットがNTT東日本のネットワーク側から自動的に割り当てられ,後半64ビットの部分はユーザー側のパソコンで自動的に生成される。一方IPv6対応のアプリケーションは,メッセンジャーやコンテンツの配信などを用意する。

 ユーザーが利用中のADSLモデムの機種によっては,実験に参加できない場合やファームウエアのアップグレードが必要な場合があるという。実験で配布したIPv6アドレスは,「ユーザーにそのまま使ってもらう方向で考えているが,最終的な結論は下していない」(NTT東日本サービス開発部)としている。

(市嶋 洋平=日経コミュニケーション)