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 J-フォンは11月4日から,携帯電話機を使って月額固定料金でパケット通信ができる企業向けサービス「ボーダフォン・ビズアクセス」(Vodafone Biz Access)を始める。携帯電話の定額パケット通信サービスは,国内で初めて。

 ボーダフォン・ビズアクセスは,携帯電話機のブラウジング機能を使ってイントラネットにアクセスする際のパケット通信料を定額にするもの。この料金は,携帯電話機の持ち主ではなく,イントラネットを運用する企業に課金する。「業務用の通信費を企業が負担し,かつ,通信費をきちんと予算化したいというニーズを狙う」(J-フォン)。

 利用料は,アクセスする業務コンテンツの数と,携帯電話機の台数で決まる。業務コンテンツについては,1コンテンツごとに月額1万円かかる。

 携帯電話機ごとの料金は,99台以下なら1台2000円となる。同様に100~999台なら1台あたり1800円,1000台以上なら1700円だ。携帯電話機は,J-フォンのパケット通信対応機であれば,個人契約のものも使える。

 例えば,1000人の社員がJ-フォンの携帯電話機を使って一つの業務コンテンツを利用する場合,月額料金は171万円になる。同様にして社員が10人なら月額3万円である。

 また,J-フォンは新サービスを他の通信事業者やアプリケーション・サービス・プロバイダ,システム・インテグレータなどにも販売する。不特定多数の個人にボーダフォン・ビズアクセスを再販することは認めないが,業務コンテンツの構築サービスなど付加価値を付けて企業に再販することを推奨する。

 ボーダフォン・ビズアクセスを再販するインテグレータには,NTTコミュニケーションズ(NTTコム)もいる。NTTコムは「モバイルコネクト」と呼ぶソリューション・サービスを提供中で,その1メニューとしてボーダフォン・ビズアクセスを追加する。モバイルコネクトは,携帯電話やPDA(携帯情報端末)など様々なモバイル端末から,イントラネットへの安全性の高いアクセスを可能にするサービスである。

(杉山 泰一=日経コミュニケーション)