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 KDDIは10月23日,(1)携帯電話「au」(KDDIと沖縄セルラー)からKDDIの提供するIP電話サービス(050番号あて)への発信,(2)KDDIが提供するIP電話サービスから,一般の携帯電話やPHSへの発信――についての通話サービスを11月1日に開始すると発表した。ほかのIP電話サービスと,携帯電話事業者やIP電話事業者との間の発着信も11月上旬のうちには可能になる見通し。IP電話に割り振られる050番号への着信は10月23日に固定電話からできるようになったばかりだが,今後050番号の電話番号としての“独り立ち”が急速に進む格好だ。

 11月1日に実現するのは,auの携帯電話からKDDIのIP電話サービス「KDDI-IP電話サービス」への発信と,KDDI-IP電話サービスからNTTドコモやボーダフォンの携帯電話やPHSも含めた移動体電話全般(衛星電話を除く)への着信。KDDIがIP電話のインフラを相互接続している日本テレコムやパワードコム傘下のIP電話サービスは,11月1日時点ではauなどと通話可能にならない。

 通話料金は,IP電話から携帯電話あての通話時が30秒ごとに10円,PHSあてが90秒ごとに20円。au携帯電話からIP電話あての通話時は,「auの各プランが規定する固定電話向けの通話料金をそのまま適用。IP電話向けの特別料金は設けない」(KDDI)という。自宅の電話番号への通話が割り引きになる「au→自宅割」などの割引サービスは,IP電話あての通話にも適用される。

 NTTコミュニケーションズ(NTTコム)などほかのIP電話サービスと,NTTドコモやボーダフォンの携帯電話などとの間の通話も,「11月上旬の実現を目指して携帯電話事業者と交渉中」(NTTコム)。11月前半には,110番や119番などの特別な番号を除く国内の電話のほとんどと050番号を持つ電話との発着信が可能になる見通しである。

(野沢 哲生=日経コミュニケーション)