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 東京放送(TBS),フジテレビジョン,テレビ朝日の民放3局が株主である「トレソーラ」は1月30日,テレビ番組の配信実験を2月1日から4月30日まで実施すると発表した。パソコンに専用プレイヤーをインストールして,モニターでテレビ番組を閲覧できる。料金は,月額1000円で約40ある全タイトルが見放題になるパック料金。コンテンツごとに課金する方式も選べる。

 これは,2002年9月~11月に実施した実験に続く,第2回目の配信実験に当たる。前回の実験では,ストリーミングだけの配信だった。今回はこれに加え,ダウンロード配信も実施する。ストリーミングは500kビット/秒,ダウンロードは500kビット/秒と1.5Mビット/秒を用意する。ユーザー数については,「前回の実験では約2万コンテンツが購入された。今回はざっくり2倍を目標にする」(原田俊明社長)。ただし,事業化は「今回の方式はシステム開発などの初期投資が大きく,大変な赤字になる。現在は白紙の状態」(原田社長)という。

 コンテンツはドラマ,バラエティ,映画のジャンルから収集。ほとんどがテレビ番組としてここ数年内に放送したものである。ドラマは「ブラックジャックによろしく」や「トリック」,「王様のレストラン」など11タイトル。バラエティは「HEY! HEY! HEY!」や「ワンナイTHURSDAY」,「料理の鉄人」など13タイトル。映画は「秘密」や「銀河鉄道999」,「冷静と情熱のあいだ」など14タイトルがある。

 また,セットトップボックス(STB)を使ったコンテンツ配信実験も大阪で始める。関西電力子会社であるケイ・オプティコムのFTTH(fiber to the home)回線を使う約250世帯にSTBを配布する。パック料金は,月額1000円程度の見込み。

(閑歳 孝子=日経コミュニケーション)