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 ソフトバンクBBのADSL(asymmetric digital subscriber line)サービス「Yahoo! BB」の顧客情報が流出した問題で,ユーザーから問い合わせが殺到していることが明らかになった。

 ソフトバンクBBは2月24日,問い合わせ窓口を設置したことなどをユーザーにメールで通知した。窓口設置から2日後の2月26日18時30分までで,問い合わせ総数は5100件にも上った。問い合わせ数は多いものの,「現状ではすぐに解約したいというユーザーは多くなく,通常の解約数とは大きな変化がない」(ソフトバンク)という。

 流失した恐れがあるYahoo! BBの約460万件の顧客情報のうち,現時点でソフトバンクBBが流出を確認したのは242人分だけ。25日からソフトバンクBB側の顧客情報と照合作業を開始したが,「捜査当局と作業を進めており,照合が完了する時期はまだ分からない」(ソフトバンク)という状態である。

 また,ソフトバンク・グループを率いる孫正義社長は,この件について会見などで一切説明していない。「2月24日に会見した際は海外出張中だったが,今週中に帰国する予定。詳細なスケジュールは公表できない」(ソフトバンク)という。

(中川 ヒロミ=日経コミュニケーション)