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 NTTコミュニケーションズ(NTTコム)は6月3日,5月31日に約12時間にわたってサービスの利用停止などを引き起こした大規模障害に関して,本誌の取材に対し調査状況を明らかにした。

 障害が発生したのは東京・大手町に設置する変圧分電盤のマグネチック・コンタクタ(MC)と呼ばれる部品。NTTコムではこのMCを取り外し製造メーカーに調査を依頼していた。しかし,「メーカーからはMCには異常がないという報告を受けた」(NTTコム)。過去に同様の障害事例もなく,「特異な事例だったため,検証用の設備を構築して再現試験を行うなど原因の究明に取り組む」(NTTコム)としている。

 また,6月3日夕方には障害の再発防止に向けた対策を公開した。(1)1カ月以内に全国約70カ所の通信施設の電源設備を緊急総点検する,(2)分電盤,無停電電源装置(UPS)を含むシステムの二重化などを実施し,信頼性を向上させる,(3)電力施設の空調設備の見直し,(4)サービス系装置を分散して収容し,故障範囲の極小化を図る--の4点である。

(山根 小雪=日経コミュニケーション)