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 米投資会社のカーライル・グループと京セラは6月21日,KDDIからPHS事業者のDDIポケットを買収したと正式に発表した(写真)。買収金額は2200億円。

 カーライルと京セラは,2004年10月をめどにDDIポケットの事業を継承する新会社を設立する。カーライルが60%,京セラが30%,KDDIが10%出資し,現在のDDIポケットの全事業を引き継ぐ。山下孟男社長を含むDDIポケットの経営陣も続投する予定で,人員削減などの雇用調整もしない方針である。

 カーライル・グループ日本代表の安達保マネージング・ディレクタは「通信分野はカーライル・グループの最も得意とする事業分野。早くから,PHSの持つ潜在能力に注目しており,今後さらなる発展が期待できる」と買収の狙いを説明。京セラの西口泰夫社長も,「日本でのPHS事業展開は限られてきたが,中国を中心とした海外展開でPHSはさらに発展できる」と共同出資の理由を明かした。

 カーライル傘下となったDDIポケットは今後,法人向けモバイル・データ通信や,海外への事業ノウハウ提供などで事業拡大を進めていく計画である。

(蛯谷 敏=日経コミュニケーション)