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 電力系の通信事業者によるIP電話網の全国相互接続が完成する。7月1日付けで関東地区の電力系通信事業者パワードコムとIP電話事業者のフュージョン・コミュニケーションズがフュージョンに電話事業を統合。電力系通信事業者7社がフュージョンのIP電話網を利用して相互接続するからだ。

 電力系事業者の相互接続はこれまでも進めていたが,中国地区のエネルギア・コミュニケーションズが参加していなかった。また関西地区のケイ・オプティコムと東北地区の東北インテリジェント通信の間で相互接続できていなかった。IP電話サービスを提供している全国の電力系事業者が完全に相互接続するのは今回が初めて。

 相互接続するのは,東北地区の東北インテリジェント通信,中部地区の中部テレコミュニケーション,関西地区のケイ・オプティコム,中国地区のエネルギア,四国地区のSTNet,九州地区の九州通信ネットワークの6社。エネルギアを除く5社は,7月中旬からフュージョンのIP電話網に接続する。エネルギアは,既にフュージョンと接続済みである。

 またパワードコムは,7月1日付で個人向けインターネット接続事業を子会社であるドリーム・トレイン・インターネット(DTI)に統合。これまでパワードコムが提供していた個人向けIP電話サービス「POINT Phone」はDTIがフュージョンのIP電話網を利用して提供する。

 電力系6社とDTI,フュージョンのIP電話サービスのユーザー間は通話が無料となる。このほか,フュージョンのIP電話網を利用しているインターネット接続事業者やCATV事業者のIP電話サービスとの通話も無料となる。

 なお,北海道地区の北海道総合通信網,北陸地区の北陸通信ネットワーク,沖縄各地区の沖縄通信ネットワークの電力系通信事業者はIP電話サービスを提供していない。 ただし,3社とも今後IP電話サービスを開始し,フュージョン網に統合することを予定しているという。

(白井 良,市嶋 洋平=日経コミュニケーション)