PR

 NTT西日本とフジクラは9月1日,中小企業向けに新たなVPN(仮想閉域網)サービスを提供するための専用装置「Flebo(フレボ)」を開発した。価格は9万4290円で,10月1日から販売を開始する。Fleboを使うと拠点間でイーサネット・フレームをそのまま転送可能になり,遠隔地でもLANのように通信が可能になる。

 Fleboはイーサネット・フレームのIPカプセル機能を専用のASIC(特定用途向けIC)で処理する。イーサネット・フレームを転送することで,IP以外のプロトコルを使った通信も可能になる。

 NTT西日本は,VPN構築サービス「N.prosol」の新メニューに,Fleboを利用したイーサネットVPNメニューを追加する。対象となるのは,ADSL(asymmetric digital subscriber line)サービス「フレッツ・ADSL」とFTTH(fiber to the home)サービス「Bフレッツ」を契約するユーザー企業。30拠点以下程度の規模での利用を想定している。