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 日本IBMとシスコシステムズは9月24日,両社製品の機能を統合したネットワーク・セキュリティーの新サービス「IBMネットワーク・セキュリティー・ソリューション」を提供すると発表した。提供開始は10月以降となる。

 新サービスは,米IBMのネット管理ソフト「Tivoli」製品群に,シスコのセキュリティ・ポリシー管理技術を組み込む。具体的には,(1)ユーザーを管理する「ユーザー・プロビジョニング」,(2)ウイルス対策の「エンドポイント・セキュリティ」,(3)通信機器やソフト同士が自動でセキュリティ機能を強化する自己防衛型ネットワークを構築する「コンプライアンスの自動化」,(4)コンサルティングの「セキュリティ・サービス」--の4種類を提供する。

 例えば,(1)はデータにアクセスできる利用者を制限する機能を提供する。(2)はワームやウイルスといった社外からの攻撃を自動で識別し,企業ネットへの進入を防ぐ。(3)は,Tivoli上でセキュリティ・ポリシーを設定すれば,企業システム内の通信機器やソフトウエアが自動で通信し,互いに最新のセキュリティ・ポリシーに情報を更新する,といったことが可能になる。

 料金は,シスコ製の通信機器を導入済みという条件付きで,クライアント・パソコン500台で630万円から。システム・インテグレーション費用は別途かかる。