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 センチュリー・システムズは,IP網を介して地理的に離れた拠点間を一つのLANとしてつなげるブロードバンド・ルーターを発売する。製品名は「FutureNet XR-410/TX-L2」(写真)と「同XR-640/CD-L2」である。

 今回の2機種は,インターネットなどのIP網に仮想的なトンネルを設定し,イーサネット・フレームを伝送できるようにするルーター。トンネリング・プロトコルには,米シスコシステムズが開発した「L2TPv3」(layer 2 tunneling protocol version 3)を採用した。

 ユーザーは,IP専用の回線を使って広域イーサネットと同等の環境を構築できる。つまりインターネットなどを経由して,AppleTalkなどIP以外のネットワーク・プロトコルをやり取りできるようになる。

 類似製品にはマイクロ総合研究所のブリッジ「UnifiedGate101」(関連記事)などがある。これらと比較した際の特徴は,XRシリーズがバーチャルLANやデータを暗号化するIPsec(IP security protocol)などの機能を併せて搭載すること。拠点をまたいでバーチャルLANを設定したり,安全性を高めるためにデータ通信を暗号化したりする際も,XRシリーズが各拠点に1台あれば事足りる。

 発売予定日は,XR-410/TX-L2が10月1日,XR640/CD-L2は11月1日。参考価格は,XR-410/TX-L2が8万1900円,XR640/CD-L2が19万8450円。

 センチュリー・システムズはさらに,上位機種の開発も検討している。また,センチュリーによると今回の2機種を使ったデータ通信サービスを,NTTPCコミュニケーションズが検討しているという。

(島津 忠承=日経コミュニケーション