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 ヤフーは10月14日,「Yahoo!メール」サービスの説明会を開催。迷惑メールへの取り組みやサービス内容の強化などを明らかにした。

 冒頭に挨拶したY!BB事業部の喜多埜裕明取締役事業部長(写真)は「迷惑メール問題は大きくなっている。独自で対応できるところはするが,マイクロソフトと共同で取り組みも始めており強化していきたい」と発言。続けて同事業部の佐藤正憲企画室プロデューサーが,迷惑メールへの取り組みやサービスの強化を説明した。

 ヤフーは2004年2月から3月に未使用のメール・アドレス数個(ニックネームのようなもの,数字を織り交ぜたものなど)への迷惑メールの到達状況を監視した。その結果,最も多いアドレスで1日平均831.2件もの迷惑メールを受信したという。同社の顧客対応窓口に寄せられる迷惑メールの数も,昨年7月から今年7月にかけて10倍に跳ね上がった。

 こうした状況下,ヤフーは(1)Yahoo!メールあてに送られてくる迷惑メールの制御,(2)迷惑メール対策ツールの提供とユーザーの啓もう,(3)Yahoo!メール側から送られる迷惑メールへの対策──の3点を実施している。一例を挙げると,存在しないあて先などへの送信をチェックして一定数を超えた送信元からの受信を中断する,ユーザーに迷惑メールをヤフーに報告する機能を提供する,Yahoo!メールからの大量送信を監視して単位時間による送信を制限する──といった措置だ。

 ヤフーは今後も迷惑メール対策を強化する計画。個人ごとのポリシー指定や,個人のアドレス・ブックと連動した対策などを検討中だという。また,米ヤフーが提唱している送信者認証技術「DomainKeys」の導入も検討している。DomainKeysは,デジタル署名を使って,メールの送信元ドメインを偽装していないか確認できる技術である。

 このほか,サービス・メニューの強化も発表した。10月14日から11月初旬にかけて,メール・ボックスの容量をヤフーBB会員は2Gバイト,Yahoo!プレミアム(有料)会員は500Mバイト,一般利用者は100Mバイトに拡大。添付ファイルの容量も,送受信とも最大10Mバイトとする。

 携帯電話への対応も拡大する。現在ベータ版を提供中のNTTドコモのiアプリ版メール・アプリケーションを正式版にするほか,ほかの事業者への対応も検討する。併せてシステムの増強,オークションやフォトといったほかのサービスとの連携,ユーザー・インタフェースの改善なども進めていく。

(山崎 洋一=日経コミュニケーション

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