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 イー・アクセスの千本倖生社長は11日,主力事業であるADSL(aymmetric digital subscriber line)サービスについて,「まだ1200万加入くらいの市場拡大余地がある」との見通しを示した。同社の記者懇親会での発言。

 現在,ADSLの毎月の加入者純増数は減少傾向にある。千本社長はこの原因を,「他社が営業の比重を別のサービスに移したり,情報漏えい問題でADSLの売り込みを自粛したりした結果」と皮肉を込めつつ説明。イー・アクセスの純増数は従来通り好調であると強調した。さらに,「韓国と比べれば日本の普及率はまだまだ。ADSLは今後2~3年は拡大し続ける」と予測した。

 2010年に3000万世帯を光ファイバに移行させるとの目標を掲げるNTTグループの中期経営計画にも手厳しい。「NTTグループはまだ光ファイバ事業で利益が出るビジネスモデルを描けていない。(このままなら)2010年にはNTTグループ自体があるかどうか」(千本社長)。イー・アクセスは,「NTTが光ファイバの貸し出し条件を現行のものから変えるなどして,利益が出るビジネスモデルを描けるようになったらFTTH(fiber to the home)参入する」(千本社長)と述べた。

(島津 忠承=日経コミュニケーション