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 NTTドコモ・グループ9社は12月16日,FOMAの通信規格「W-CDMA」と欧米・アジアに普及する携帯電話規格「GSM」のデュアル端末「N900iG」(NEC製)を12月25日に発売すると発表した(写真右)。価格は4万円弱になる見込み。

 N900iGは,2004年6月発売のFOMA端末「N900iS」の機能と,GSMの音声通話・パケット通信機能を搭載した端末。117カ国・地域をカバーする国際ローミング・サービス「WORLD WING」のエリアであれば,国内と同じ携帯電話番号を使って通話できる。W-CDMA方式の携帯電話サービスを商用化した英国,香港では,同方式のネットワークに優先接続。そのほかのエリアではGSM方式を利用する。

 NTTドコモはN900iGの発売と同時に,データ通信サービスの国際ローミングも開始する。N900iGを使えば,iモード・サービスやショート・メッセージ・サービス(SMS)などを海外渡航先で利用できる。ユーザーは現地のW-CDMA/GSMネットワーク経由で,国際ローミング専用のiモード・サイトにアクセスしたり,電子メールを日本や現地,他国のiモード端末などとやり取りできる。当初のサービス・エリアは26カ国・地域。さらに英国・香港では,W-CDMAネットワーク経由で国際テレビ電話も利用可能(写真下)。SMSは115カ国・地域に対応する。

 ただし海外ローミング中の通信料は日本国内よりも大幅に高い。渡航先によって異なるが,例えばiモードのパケット通信料は利用1回ごとに最低50円(50パケット分)または100円(100パケット分)かかる。この最低料金を超える分は,1パケット0.2円が加算される。日本国内のパケット通信料とは異なり,契約プランに含まれる無料通信分や割引サービスは適用されない。

 NTTドコモは,2001年に国内独自のPDC(personal digital cellular)方式とGSM方式とのデュアル端末「N601wg」を発売したことがあるが,W-CDMAとGSMのデュアル端末はこれが初めて。