PR

 広島県の造船会社,常石造船は1月26日,オフィスや工場など全拠点にIP電話システムを導入すると発表した。一部拠点では既に2004年9月から導入を開始しており,2006年3月までに完了する。導入するIP電話機は合計で1000台。最終的に20台の構内交換機(PBX)も全面撤去する予定である。

 常石造船が採用するIP電話システムは米シスコシステムズ製。具体的には,発着信などIP電話機を制御するサーバー「Cisco CallManager4.0」と,固定型のIP電話機「Cisco IP Phone 7912」と「同7970」である。外線通話に関しては,各拠点にシスコの公衆網ゲートウエイ装置を設置。東西NTTの公衆電話網に接続する。従来の電話線は撤去し,電話音声(VoIP)のトラフィックもLANに統合する。

 第1段階としてはIP電話システムの基盤を整備するが,今後は(1)テレビ会議,(2)伝言管理サーバー,(3)携帯型のIP電話機,(4)パソコンで利用できるソフトフォン--などを導入し,IP電話を利用した仕事の効率化についても取り組む考え。特に工場では社員が事務所と作業場を往復している。携帯型のIP電話機を導入することで,連絡がつきやすくなるという効果を期待している。

(市嶋 洋平=日経コミュニケーション