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 総務省は1月28日,9月末時点での通信サービスの契約数動向をまとめた「ブロードバンド契約数等の推移」を発表した。この調査は,ADSL(asymmetric digital subscriber line)やFTTH(fiber to the home)などのブロードバンド(BB)接続サービスや,IP-VPNや広域イーサネットなどの企業向けWANサービスが対象となる。

 FTTHサービスの契約回線数は,60事業者の合計で203万4433と200万を突破した。前回調査の6月末から27万6717の増加となる。ちなみに203万4433のうち86万5506契約が集合住宅向け。

 ADSLを含むDSLサービスの回線数は,6月末と比べて68万5169増の1280万3883(43事業者の合計)。一時期の勢いは失ったとはいえ,7~9月の純増数では依然FTTHサービスを上回っている。年末の時点で1300万回線を突破している可能性が高い。

 その他のブロードバンド接続サービスについては,CATVアクセス・サービスが6月末比10万4250増の279万3063(347事業者の合計)。FWAアクセス・サービスは,1817減の2万7697(18事業者の合計)だった。

公衆無線LANサービスは40%の大幅契約増

 注目すべきは,公衆無線LANサービスが40%増のハイペースで契約数を伸ばしていること。6月末に5万2644だった契約数が,9月末には2万1484増の7万4128契約になった。

 この数字は,NTTコミュニケーションズ,NTTBP,NTTドコモ,NTT西日本の4社の合計。試験サービスという位置付けの日本テレコムやソフトバンクBBのサービス,利用毎に数百円支払うプリペイド型の利用は含まない。そのため実際のユーザー数はさらに多いと推測される。

 携帯電話とPHSによるインターネット接続は,6月末比121万1787増の7382万2143だった。

3カ月の純増数で広域イーサがIP-VPN上回る

 法人向けWANサービスの契約数は,IP-VPNが5789増の23万765(27事業者の合計),広域イーサネットが9593増の9万5859(36事業者の合計)だった。7~9月の伸びは,広域イーサネットがIP-VPNのおよそ倍となった。

 なおWANサービスの契約数は,事業者のネットワークとユーザー拠点を接続する「端末回線数」の集計である。