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 NTT持ち株会社が2月24日と25日の2日間にわたって神奈川県横須賀市のNTT横須賀研究開発センタで開催した「NTT R&Dフォーラム2005」で,GMPLS(generalized multiprotocol label switching)に関する装置や管理システムを使ったデモが初めて公開された。

 GMPLSは,IP-VPNサービスなどの実現技術「MPLS」を光ネットワークでも使えるように拡張した技術。光波長ごとに経路を決めるなど,IPレイヤーと光ネットワークを連携させた管理・制御が可能となる。通信事業者網にGMPLSを導入すれば,ネットワークの拡張性や耐障害性が高まると期待されている。

 今回展示したのは,光クロスコネクト「GSMP-IF-Controlled 8×8MatrixSwitch」(写真上)と,これをGMPLSで制御するためのミドルウエア「GMPLS Engine」,ネットワーク管理システム(写真下)の三つ。いずれも,NTT持ち株会社配下の未来ねっと研究所,フォトニクス研究所,ネットワークサービスシステム研究所が共同開発したものだ。

 GSMP-IF-Controlled 8×8MatrixSwitchは,装置に入力された光の分岐比を熱をかけて変化させ,電気信号に変換することなく光のままスイッチングする。またGMPLS Engineは,GMPLS制御部を持たない伝送装置を制御するためのソフトウエア。今回のデモではGSMP-IF-Controlled 8×8MatrixSwitchを制御しているが,カスタマイズすることで他の伝送装置の制御も可能となる。

 GSMP-IF-Controlled 8×8MatrixSwitchは,2004年10月からNTTエレクトロニクスが1ユニット約500万円で販売中。研究機関などへの出荷実績もある。GMPLS Engineは,2005年3月から出荷を開始する予定である。

(山根 小雪=日経コミュニケーション