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 電気通信機器部品などの開発・製造・販売を手がける三和電気工業は,それまでインターネットVPNを利用していた社内WANをNTT東日本のIP-VPNサービス「フレッツ・グループアクセス」に切り替えた。帯域の増強と信頼性の向上を狙い,Bフレッツを部署ごとに導入した。関東に4カ所ある拠点を7回線のBフレッツで接続している。このようにぜいたくな構成にしたにもかかわらず,月額の通信コストを従来の約40万円から約16万円に削減できた。

 コストを大幅に削減できたのは,固定IPアドレスが不要になり,インターネット接続事業者(ISP)に支払う月額料金が減ったから。以前はインターネットVPNを利用していたため,固定IPアドレスを8個利用できる法人向けサービスを契約していた。これを安価な個人向けサービスに切り替えたことで,従来は月額30万円程度かかっていたISP料金を6万円弱に削減できた。もちろん,新たにフレッツ・グループアクセスの料金がかかるが,その料金を合わせても9万円程度で済む。これに,Bフレッツの月額料金(7回線分で約7万円)を加えたものが月額の通信コストになる。

 今回のWAN刷新に伴い,IP電話サービスも試験的に導入した。導入したのは県外や海外との通話が多い営業本部のみ。NTT-MEの「XePhion コール Pro」を発信専用に使う。2チャネルのみの契約なので混雑時は既存のISDN回線を利用することになるが,「月額数万円かかっていた国際電話料金が数千円に減った」(三和電気工業 経理部の尾崎裕一氏)と,早くも効果が出ている。今後は0AB~J番号の利用が可能な「ひかり電話ビジネスタイプ」の導入を検討していくという。