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 ボーダフォンは4月18日,ビル・モロー新代表執行役社長の就任会見を開催した(写真右。左は前社長の津田志郎代表執行役会長)。会見の席上,モロー社長自身がFelica搭載携帯のモックアップを手にしながら,日本市場に特化した端末の重要性を強調した。同社は携帯電話向け非接触IC技術「モバイルFelica」の採用を2月に発表済みで,Felica搭載端末は10月頃に発売する予定。

 日本市場向け製品強化の背景にあるのが加入者数の伸び悩み。電気通信事業者協会(TCA)が4月7日に発表した3月末の携帯電話・PHSの加入者数によると,ボーダフォンの加入者数は前月から7400の純減。3カ月連続の減少だが,一方でVodafone 3Gの加入者数は純増している。

 実際,Vodafone 3Gの加入者数は4月17日の段階で100万加入を突破し,100万6900件となったことを前社長である津田志郎代表執行役会長が公表。2Gから3Gへの移行が順調に進んでいることを強調した。そこで,各国のボーダフォン・グループ共通の端末だけではなく,日本市場向けの3G端末を充実させ3Gユーザーの伸びを強化したい考え。

 端末の充実に加え,意思決定を迅速化するための新社内体制を90日以内に発表することや,パケット/音声の両方で新料金プランを発表することなどをモロー社長は明らかにした。

 今後成長が見込まれる法人向け市場は,販売代理店やメーカーなどとのパートナー戦略を強化していくと述べたが,具体的な方法やパートナー名については明言を避けた。

(大谷 晃司=日経コミュニケーション