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 産能大学は5月中旬から神奈川県伊勢原市の産能大学湘南キャンパスで,メッシュ型無線LANネットワークの実証実験を開始する。実験に協力するインテルとNTTBPが21日発表した。実験は9月からの実用化を前提として,3カ月間実施する。

 メッシュ型無線LANは,無線LANアクセス・ポイント(AP)間で無線通信することによってバックボーンの有線LANまでデータを中継する技術。通常の無線LANと異なり,各APまでLANケーブルを敷設する必要がない。LANケーブル敷設が難しい場所での無線LAN構築技術として注目を集めている。

 産能大学の実験では屋外に米トロポス・ネットワークス製の無線LANアクセス・ポイント「Tropos 5110」を9台設置し,メッシュ型無線LANを構築。9万平方メートルをカバーする。「メッシュ型無線LANとしては国内最大級の規模」(NTTBP)となる。無線LAN規格はIEEE 802.11b。各AP間の距離は平均150メートル。AP間のルーティングにはトロポス・ネットワークス独自のプロトコル「PWRP」(predictive wireless routing protocol)を使う。9台のうち1台のAPが有線のLANケーブルに接続する。

 実験では,無線LAN対応のノート・パソコンからのデータ通信に加え,無線IP電話機を使った音声通話を行う。無線IP電話機はネットツーコムの製品を利用する。

(武部 健一=日経コミュニケーション