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 製品価格の情報提供会社「カカクコム」のWebサイトで,プログラムが改ざんされウイルスへの感染が懸念されている問題で,その影響範囲が次第に分かってきた。

 同社は本誌の取材に対し,「ユーザーの環境によっては,価格.comのトップ・ページを見ただけで不正プログラムによってウイルスを取り込んでしまっていた可能性がある」(広報室)ことを明らかにした。プログラムがいつから改ざんされていたかについては「現時点では分かっていない」(同)という。

 この問題が発覚したのは5月11日。カカクコムが自社サイト上のプログラムが改ざんされていることを発見。その後,監視を強化するなどの対策を採ったが,14日にサイトを閉鎖した。復旧には約1週間がかかると見込まれている。

 またカカクコムは,対象となるウイルスを検知・削除できる対策ソフト(キヤノンシステムソリューションズの製品体験版)を,自社のサイトで16日から配布し始めた。ただし,すでに他社のウイルス対策ソフトを導入しているユーザーはソフトウエアが競合する可能性があるため,このソフトは併用できない。「他社製品のユーザーがどのように対処すれば良いのかは,各ウイルス対策ソフトのベンダーと話し合っている最中。新しい種類のウイルスであるとの情報もある」(広報室)。ただし現時点で「カカクコムのWebサイトが原因でウイルスに感染したケースはないと認識している」(同)という。

 なおカカクコムは,本日夕方,代表取締役CEOの穐田誉輝氏などが一連の問題について会見を開く予定。同社は現在のところ電子メールでの問い合わせに応じている。アドレスはsupport@kakaku.com。

(市嶋 洋平=日経コミュニケーション