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 KDDIグループは5月23日,auブランドで提供する携帯電話機の夏商戦向け新機種を発表した(写真)。6月中旬から順次発売する。音楽・映像機能を強化したほか,位置情報を利用した新サービスを用意した。

 新たに発売するのは「W32SA」(三洋電機製),「W31CA」(カシオ計算機製),「W31T」(東芝製),「A5511T」(東芝製),「A5512CA」(カシオ計算機製)の5種類。全機種メガピクセル以上のカメラを搭載し,メールの添付ファイル容量を拡充するなど,基本機能を向上させた。

 新商品の投入に合わせて,3種類の新サービスも開始する。具体的には(1)テレビ放送事業者と協力した「EZテレビ」,(2)外出先などで流れている音楽から曲名を割り出す「聴かせて検索」,(3)携帯電話機を持つ利用者の位置情報を通知する「安心ナビ」--である。

 (1)のEZテレビは,携帯電話機で地上波アナログテレビ放送を閲覧できるサービス。画面下に「お知らせウィンドウ」を用意し,放送局が番組に合わせたコンテンツを表示できる仕組みを用意した。視聴中のテレビ番組に流れる音楽を「着うたフル」としてダウンロード可能にするなど,様々なコンテンツを放送局と用意する。

 料金はテレビ放送を閲覧するだけなら無料だが,事前に登録したキーワードに合った番組をメールで通知する「デラックスメニュー」などの付加サービスを利用する場合は,月額210円からの利用料金が必要となる。W32SAとA5511Tが対応する。

 (2)の聴かせて検索は,店内や街頭などで流れるBGMを携帯電話機に録音する。この信号を基に携帯電話網を通じてデータベースに問い合わせ,曲名を割り出す仕組み。検索した曲をそのまま「着うたフル」などとしてダウンロードできる。月額料金は210円を予定。W32SA,W31T,A5511Tが対応する。

 (3)の「安心ナビ」は,GPS(global positioning system)を利用して携帯電話機の所在地を確認できるサービス。居場所を確認する「安心ナビ 位置確認」と携帯電話機を持つユーザーが特定のエリアに入ったことを通知する「安心ナビ エリア通知」がある。位置確認を利用する場合は,月額315円の基本料金などが必要になる。W32SA,W31T,A5512CAで利用できる。

 競合するNTTドコモも,5月17日に「FOMA」の新シリーズを発表したばかり。全機種に非接触ICチップを搭載し,電子マネーや電子チケットなど多機能化を図る。これに対してKDDIの両角寛文・取締役執行役員常務au事業本部長は「AVに強い携帯電話を目指し,ARPU(1契約者当たりの平均月間収入)を高めるサービスを投入して差別化を図る」方針を示した。