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 通信業界の国際展示会「SUPERCOMM2005」が米国時間の6月6日,米シカゴの展示場「McCormick Place」で始まった(写真)。会期は6月9日まで。6日は講演やパネルディスカッションだけで,展示会を伴う本格的な開催は7日からになる。

 7日のオープニングの基調講演を務めるのは米大手通信事業者ベライゾン・コミュニケーションズのイヴァン・セイデンバーグCEO(最高経営責任者)。そのほか,米ベルサウスのデュアン・アッカーマンCEOや,米シスコシステムズのジョン・チェンバースCEOなどが基調講演に登壇予定だ。

 展示会での注目のテーマは,ブロードバンドやIP電話,無線通信分野など。特に,光アクセスの「PON」(passive optical network)と呼ばれる光分岐装置や,高速ネットとIP電話,放送をバンドル化する「トリプルプレイ」用の通信機器が多く出展される。設営が進んでいる出展者ブースのいくつかには「TV」の文字が躍っており,ブロードバンド回線を使った映像伝送に話題が集中しそうだ。

 パネルディスカッションや講演に登場する通信事業者が,トリプルプレイに無線や携帯電話サービスまでバンドル化する「クアドロプルプレイ」の提供計画や,今後の光回線の敷設計画などについて,どこまで具体的な構想を披露するかなどの動向も見逃せない。

 今回の展示会への出展者数は630社程度。過去最多を記録した2001年の出展者数853社には遠く及ばないが,ITバブル崩壊後に極度に落ち込んだ出展者数は回復の兆しを見せている。

 なお,18回目を迎えたSUPERCOMMは今回限りで幕を閉じる。主催者の話では,「2006年からは名称を変え,新たな通信業界向けの展示会を始める」という。

(宗像 誠之=日経コミュニケーション,米シカゴ発)