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 ライブドアが6月15日に発表した公衆無線LANサービス「D-cubic」は,月額525円という格安料金に注目が集まるが,多くのパートナー企業をそろえてサービス展開するのも特徴だ。

 発表会は,パワードコムの中根滋・代表取締役社長兼CEOやフジテレビジョンの山田良明・取締役編成局長が堀江社長と対談。ライブドアのWebシステムなどを手がけた日本アイ・ビー・エムの堀田一芙・常務執行役員ゼネラルビジネス事業担当が,無線LAN事業への協力を表明したり(写真上),さらに質疑応答には無線LAN APなどでD-cubicに協力するアセロス・コミュニケーションズの大澤智喜・代表取締役が登壇するなど多くの役者をそろえた。

 ライブドアは主に無線LANアクセス・ポイント(AP)を電柱に設置して無線LANエリアを広げる。その際,パワードコムが光ファイバ網の接続だけではなく,「無線LAN AP設置工事で協力する」(パワードコムの中根 滋・代表取締役社長兼CEO)と明言。10月の正式サービス開始までに2200カ所の基地局を設置する。

 さらに2006年3月には東京23区内に6200カ所,2006年12月には1都8県で6万カ所の無線LAN APを展開する予定だ。その際は「YOZANがPHSの基地局を設置している電柱の場所を借用する話しを進めている」(ライブドア・ネットワーク事業部の照井 知基・執行役員上級副社長)としている。

 ただし,都内には電柱の地中化が進んだ地域も多い。こうした場所でのエリア展開でライブドアと協力するのが,丸紅が出資する法人向けネットワーク事業者のグローバルアクセスである。同社は都内の大型商業施設やオフィスビル,大学のキャンパスなど200カ所を結ぶ光ファイバー網を保有している。ライブドアは,この網に接続できるビルなどに無線LAN APを設置してエリア展開を進める。

 電柱に設置する無線LAN APは,アイコムの無線LAN AP「AP5500」を基に,アイコムとアライド・テレシスがライブドア向けの仕様を加えたもの(写真下)。屋内設置用には,当初は米アルバワイヤレスネットワークスの無線LAN APも利用する。また,ライブドアでは,アルバワイヤレスネットワークス製の無線LANスイッチを認証などに利用する。

(大谷 晃司=日経コミュニケーション