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 アスタローはドイツのマルチセキュリティ装置ベンダー。同社でセールス&マーケティング統括を勤めるエルンスト・ケルティング氏(写真)と代理店であるネクスト・イットの内海俊洋取締役に,今後の製品計画や日本市場においての意気込みを聞いた。

 アスタローが販売しているのは,ファイアウォール/VPN/IPS/ウイルス対策/URLフィルタリング/スパム対策/スパイウエア対策の7機能を搭載するアプライアンス「Astaro Security Gateway」(ASG)。最大100ユーザーまで対応できるASG120が36万2000円(税抜き)からとする。現在国内では「評価導入も含め,40~50台ほど納入した」(ネクスト・イットの内海取締役)。

 競合する一部製品のようにASIC(特定用途向けIC)を使わない点も特徴だ。「ASICは開発に資金を要し,開発期間も1年以上かかる。新機能を入れようとすると遅れてしまう」(ケルティング氏)。かつ,パフォーマンスもASICを使う製品に劣らないと自信を見せる。バージョン・アップが早いこともアピール・ポイント。ケルティング氏は「ゲートウエイのスパイウエア対策機能を早期に搭載している」と話す。

 またケルティング氏は,日本支社の設立を計画していることを明らかにした。「欧州では異なるOSで稼働するファイウォールを2台設置するケースが多い。そこでダブル・チェックになり,かつ様々な脅威に対応できる2台目需要も狙いの一つだ」と説明した。代理店のネクスト・イットは,「2005年内に売り上げ1億円,出荷台数500~1000台を目指したい」という。

 今後の予定として,ドイツと米国では7月1日にブリッジ・モードをサポートする(日本では現在検証中)。また2005年の第3四半期中に,最上位機種を2品種投入。現在の最上位機種は,ファイアウォールのスループットが420Mビット/秒,VPNが同270Mビット/秒の「ASG320」だが,今年の下半期にスループットをギガビット超に上げた「ASG420」と「同520」を投入。2006年上半期にはブレード・サーバー型の「ASG1000」(仮称)を発売する計画だ。なおアスタロー製品は,7月1日まで開催中の「情報セキュリティEXPO」に出展している。

(山崎 洋一=日経コミュニケーション