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 セキュリティ関連製品を開発する米AEPネットワークスは,49万円台からと価格を抑えたSSL-VPN(secure sockets layer-virtual private network)の専用機「AEP Secure Gateway Appliance」の出荷を開始した。1台当たりの同時接続数が最大50ユーザーと中小規模をターゲットにした。日本国内では,アイ・ティ・フロンティア,住商エレクトロニクス,ザイニクスの3社が販売する。

 AEP Secure Gateway Applianceは,同時接続数を最大50ユーザーに抑えると同時に,クライアントと同装置間の接続方法を1種類に限定することで低価格化を実現した。接続方法は,(1)Webアクセスを暗号化する「リバース・プロキシー」,(2)TCP(transmission control protocol)やUDP(user datagram protocol)を使うグループウエアなどの通信を暗号化する「SSLトンネリング」,(3)米マイクロソフトの「Windows Terminal Server」へのアクセスを可能にする「シン・クライアント」――の3種類から一つを選ぶ。

 またAEP Secure Gateway Applianceは,アプリケーションが使うポート番号を監視しながら通信を暗号化する「ポート・フォワーディング機能」を実装する。このため,音声通話を制御するSIP(session initiation protocol),リモートから社内のデスクトップ環境などにアクセスするRDP(remote desktop protocol)なども利用できる。

 AEPネットワークスは既に,3種類の接続方法を同時に利用できる上位機種「AEP Netilla Security Platform」を出荷済み。しかし,同製品は同時接続数が最大2000ユーザーと大規模市場がターゲット。「単機能で安く,管理しやすい製品を発表することで,中小規模にも市場を拡大する」(パット・ドネランCEO)。今後1年間の売上は,日本市場だけで6億円を目指す。

(加藤 慶信=日経コミュニケーション