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 学校制服ブランド「カンコー学生服」を手がける尾崎商事は,7月の本社移転に伴い,社内の電話システムをモバイル・セントレックスで構築した。導入から約1カ月が経過したが,「トラブルなく稼働している」(尾崎商事)。

 新しい内線システムは,NECのSIP(session initiation protocol)サーバー「UNIVERGE SV7000」を使い,FOMA/無線LANデュアル端末「N900iL」100台を接続した。NEC製の固定型IP電話機も100台つないでいる。NECシステム建設が構築し,7月19日の本社移転と同時に稼働させた。

 モバイル・セントレックス導入の狙いは,「生産性の向上」。取引先の担当者や責任者と即座に連絡を取れるようにすることで,情報伝達にかかる時間損失を縮小することにある。このため課長以上の社員すべてにN900iLを配布。出張や会議などで席を離れていることが多い企画部門や営業統括部門の社員には,役職にかかわらずN900iLを配布した。各部署には,最低でも1台の固定型IP電話機を設置。部署代表番号への着信は,固定型IP電話機で受ける。

 新本社のオフィスは,見通しが良い1フロアに集約している。ここにNECの無線LANアクセス・ポイントを計12台設置した。導入費用は,SIPサーバーやN900iL,固定型IP電話機,LANスイッチなどの機器費用,LAN配線や無線LANの設置工事費用などを含め,2500万円かかった。展開時期については未定だが,全国に30ある営業所や主力の生産工場を中心に,モバイル・セントレックスの導入を拡大していく計画だ。

(加藤 慶信=日経コミュニケーション