■運営者の声:情報をどんどん発信することで反応が
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牟佐町内会長 田尻祐二氏 |
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田中野田町内会長 和気加太志氏 |
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今回は2つの電子町内会(牟佐、田中野田)の責任者の方々に話を伺った。両町内会とも、アクセス数や電子掲示板の発言数は上位に位置しており、活動が盛んな部類に入る電子町内会だ。
この二つの電子町内会に共通するのは、町内会長自らが積極的に動いているということだ。
「保育園、駐在所、郵便局といった町内の公的施設と繋がりたいなと思い、いろいろお話をしに行きました。保育園からは電子町内会に敬老お祝い会参加のお願いを掲載していただき、開催後には写真を頂いて電子町内会で掲載しました。郵便局では、ロビーを開放しての水彩画教室の作品を電子町内会にも展示していただきました」(牟佐町内会長の田尻祐二氏)。
「私の方からどんどん町内で行われている行事だとか、町内で起こっている色々なことを電子町内会で知らせるようにしています。電子掲示板を見て意見を言ってくださったり、いろんな形で話題を出してくださったりする人が出てくるようになりました」(田中野田町内会長の和気加太志氏)。
悩み・課題も両町で共通している。アクティブな会員を増やすことと、新しい参加者を増やすことだ。「会員の皆さんがアクセスしてくださればもっとにぎやかになると思うのですが、3分の1くらいしかアクセスしてくれません」(田中野田町内会副会長の小原正行氏)。「市には今以上にPRをしていただきたい。電子町内会って何? と言う人もまだまだいる」(牟佐町内会ウェブサイト管理者の安藤洋一氏)。
会員を増やし、活動を活発にしていくには、地域のことを真剣に考えてくれる人を育てる一方で、電子町内会のメリット、楽しさを広めていかなくてはならない。電子町内会を推進する側のスタッフにとっては、地道で根気のいる仕事となるだろう。