アドビ システムズは7月1日、日本語によるPDFのアクセシビリティに関する情報をまとめたWebサイトを公開した。トップページは米国のaccess.adobe.comの意訳で、URLはhttp://www.adobe.co.jp/enterprise/accessibility/main.html

 そのほかAdobe PDFを作成するためのチュートリアル(サンプルファイル付き)やAcrobatのアクセシビリティについてのFAQなどの情報を日本語で掲載している。

 6月20日に情報バリアフリー分野の日本工業規格(JIS)「高齢者・障害者等配慮設計指針-情報通信における機器、ソフトウェア及びサービス-第三部:ウェブコンテンツ」が制定されるなど、日本でもWebアクセシビリティへの関心が高まってきている。こうした背景もあり、アドビ システムズでは同社製品のアクセシビリティについての情報普及に力を入れ始めている。

 例えば、現在のAcrobatではPDFファイルに視覚障害者が画像情報の内容などを知るためのタグを付ける機能を持っている。ただし、現在47都道府県すべてのWebサイトで、何らかの形でPDFファイルが公開されているが、適切な情報が入ったタグ付きPDFファイルは、まだあまり作成されていないのが現状だという。同社では「アクセシブルなPDFファイル作成の普及・啓もうを図るとともに、製品のアクセシビリティをさらに向上させていきたい」としている。

(黒田隆明)