「バージン・メール」という言葉をご存じでしょうか。インターネットを使い始めて間もない初心者、つまりネットの“バージン”が受け取る電子メールのことです。
この利用者層が、メール広告の垂涎(すいぜん)の的になっています。メールが届くことさえ新鮮で楽しく、たとえ広告であっても目を通してくれる。広告主にとって、すれっからしのネット利用者とは雲泥の差です。
バージン・メールを送るため、広告主はあの手この手を尽くしています。例えば、インターネット接続業者と提携して、最近入会した初心者に狙いを定めたキャンペーンを打つといった具合です。
この度、7年間にわたって在籍した日経情報ストラテジーを離れることになりました。異動先の「日経ITプロフェッショナル」では、IT技術者向けの記事を担当します。
IT経営ではすれっからしの私も、システム開発ではバージン。初々しい気持ちで、知識を貪欲に吸収していきたいと思います。