米IBMは5月30日,6月30日に米国で出荷するアプリケーション・サーバーの新版「WebSphereバージョン4」の詳細を明らかにした。アクセス時にJSP(Javaサーバー・ページ)などを使って自動生成するWebコンテンツもキャッシング可能にして,高速に配信できるようにした。データベース・サーバーへのアクセスが減るため,その負荷が低くなるメリットもある。


 JSPなどを使って動的にWebページを生成する場合でも,すべての情報がアクセスのたびに変わるとは限らない。例えば,地域に合わせた天気予報のコンテンツを,JSPを使って動的に生成する場合。異なるユーザーがアクセスしても,地域の指定が同じならば,生成するコンテンツは同じである。そこでWebSphereでは,JSPのパラメータと,それをもとに生成されるコンテンツの対応を設定しておく。WebSphereは指定されたパラメータ別にWebページをキャッシングしておき,パラメータが同じWebアクセスを受けたとき,キャッシングしたページを送信する。こうしてWebアクセスを高速化できる。


 このほか,バージョン4では,SOAP(簡易オブジェクト・アクセス・プロトコル)やUDDI(ユニバーサル・ディスクリプション,ディスカバリ&インテグレーション),WSDL(Webサービス記述言語)というWebサービス関連の標準仕様に対応する。J2EE(Java2プラットフォーム,エンタープライズ版)にも対応する。


 米国での価格は8000ドルから。日本語版は2001年第3四半期に出荷する予定。
(K.A.)